人は誰でも幸せになれる
「幸せになりたい」
これは、誰もが願うことではないでしょうか。
もっとお金があれば幸せになれる。
もっと恵まれた環境なら幸せになれる。
悩みがなくなれば幸せになれる。
私たちは、つい「今の自分にはまだ足りないものがある」と考えてしまいます。
けれども本当は、
人は生まれた時から、すでにたくさんの幸せを与えられているのかもしれません。
生まれた時から守られている
赤ちゃんは、一人では生きていくことができません。
お腹が空けば、母親が母乳を与えてくれる。
寒ければ、服を着せてもらえる。
安心して眠れる場所を用意してもらえる。
食べるもの。
着るもの。
住む場所。
つまり、人は生まれた瞬間から、
「衣食住」を与えられて生きています。
さらに、親は大きな愛情で子どもを守り育てます。
泣けば抱きしめ、
病気になれば心配し、
成長を願いながら見守ってくれる。
誰もが、たくさんの愛情に包まれながら人生を始めているのです。
自然の恵みの中で生かされている
今の季節、太陽の光を浴びながら、草木が青々と伸びています。
雨が降り、土が潤い、
太陽の温かさによって植物は育っていきます。
草木は、自然の恵みをそのままに受けとりながら、
素直に成長していきます。

私たちも同じです。
空気があるから呼吸ができ、
水があるから生きていける。
太陽が変わらず昇るから、
私たちの暮らしは支えられています。
普段は当たり前に感じてしまいますが、
本当は大きな恵みの中で生かされているのです。
天理教では、このような恵みのすべては、
親神様がお与えくださっているものだと教えられています。
私たちは生まれた時から今この瞬間まで、
ずっと守られ、支えられて生きているのです。
幸せは、遠くにあるものではない
幸せとは、特別な人だけが手にできるものではありません。
今日、食事ができること。
安心して眠れる場所があること。
誰かと笑い合えること。
そんな当たり前の中に、
本当はたくさんの幸せがあります。
「足りない」と探し続けるのではなく、
「すでに与えられている」ことに気づく。
その気づきが、
心をそっと明るくしてくれるのだと思います。
人は誰でも幸せになれる。
特別な何かを手に入れることだけが、
幸せではないのかもしれません。
今与えられている恵みに気づき、
感謝の心で日々を過ごしていく。
その積み重ねの中に、
本当の幸せがあるのではないでしょうか。
