言葉には力がある
私たちは毎日、たくさんの言葉を使っています。
「ありがとう。」
「おはよう。」
「大丈夫。」
「お疲れさま。」
何気なく交わしている言葉ですが、その一言で心が温かくなった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
昔から日本には「言霊(ことだま)」という言葉があります。
言葉には不思議な力が宿り、口にした言葉が現実へとつながっていくという考え方です。
もちろん、すべてがその通りになるとは限りません。
しかし、どんな言葉を選ぶかによって、自分の心や周りの人の気持ちが大きく変わることは、私たちも日々の暮らしの中で感じることがあります。

喜びの言葉は幸せを育てる
嬉しいことがあった時だけではありません。
晴れた日には、
「今日は気持ちがいいですね。」
雨の日には、
「草木が喜ぶ、恵みの雨ですね。」
暑い日には、
「夏らしい一日ですね。」
寒い日には、
「温かい飲み物が美味しい季節ですね。」
同じ出来事でも、受け止め方によって口から出る言葉は変わります。
喜びの言葉や感謝の言葉は、自分自身の心も穏やかにし、周りの人の心まで明るくしてくれます。
言葉は自分にも返ってくる
反対に、
「つまらない。」
「どうせ無理。」
「最悪だ。」
そんな否定的な言葉ばかりを口にしていると、自分自身の心まで暗くなってしまいます。
また、人を傷つける言葉や、思いやりのない言葉は、相手の心を深く傷つけることがあります。
一度口から出た言葉は、取り消すことができません。
だからこそ、言葉は大切に使いたいものです。
そして、優しい言葉をかけることは、相手のためだけではなく、自分自身の心も育てることにつながるのではないでしょうか。

天理教が教える「陽気ぐらし」
天理教では、人が互いに立て合い、助け合って暮らす「陽気ぐらし」を目指します。
その第一歩は、特別なことではありません。
身近な人に「ありがとう」と伝えること。
「大丈夫ですか。」と声をかけること。
「一緒に頑張りましょう。」と励ますこと。
そんな温かい言葉の積み重ねが、人と人との心をつなぎ、陽気ぐらしへと近づく一歩になるのだと思います。
今日も温かい言葉を
言葉には、人を励ます力があります。
言葉には、人を笑顔にする力があります。
そして、その言葉は巡り巡って、自分自身の人生にも返ってきます。
今日、誰かにかける一言。
今日、自分が口にする一言。
その一言が、誰かの心を明るくし、自分自身の心も明るくしてくれるかもしれません。
だからこそ、毎日の暮らしの中で、喜びや感謝、思いやりのある言葉を大切にしていきたいものですね。
